就活ハラスメントについて

世の中には色々な場面で「嫌がらせ、いじめ」などが起こります。そのことを総評して「ハラスメント」と呼び皆さんの聞きなじみのあるところで言えば「セクハラ(セクシュアルハラスメント)」が有名ですが、他にも「アルハラ(アルコールハラスメント)」、「パワハラ(パワーハラスメント)」、「マタハラ(マタニティハラスメント)」、「スメハラ(スメルハラスメント)」などがあり、その数は約40にもなります。

その中でも今回は、就活生の皆さんに特に関係のある「就活ハラスメント」についてお伝えしていきたいと思います。
是非これからの就職活動の参考にして下さい。

※就活ハラスメントとは:就職活動中に起こるハラスメントのこと。

1.就活セクシュアルハラスメント


これは事件にもなっているので有名ですね。
ちなみによく使われる手口として、OBOGをつなぐスマートフォンアプリで知り合って、直接パソコンを見ながらESの添削や面接指導をすると言って、カラオケボックス・自宅マンション・宿泊しているビジネスホテルに誘うというものです。
企業のリアルな情報を仕入れるために、OBOG訪問は有益ですが、なるべく1対1で会う際はオープンな場所で会うようにしましょう。

面接において、個人の能力とは関係のない恋愛や性に関する質問(彼氏・彼女の有無やデート内容・頻度など)をしてきたり、「男性なら営業職の方が良い」、「女性を武器として活躍してほしい」など、社会的・文化的な背景に基づいて、伝統的に認識されている「男らしさ」「女らしさ」を前提とした一方的な発言をしてくることも就活セクハラに該当します。

2.就活パワーハラスメント


これも割と有名で、分かりやすく言えば「圧迫面接」です。
背景としては、学生のストレス耐性を見極めるために有効な手段だとして多くの企業で用いれられてきました。
しかし、最近では圧迫面接でストレス耐性は測れない、本当の人となりがよく分からないというのが広く浸透してきているので、遭遇することはそこまで多くないと思っていますがどうなのでしょう、、、。

ただ、学生側が「これは圧迫面接だ」と誤解する事例も報告されているので、そこは冷静に対処するようにしましょう。

※ 誤解されやすい面接例 ※
・「なぜ?」「どうして?」を何度も繰り返し問いかけてくる
・にらむ、笑わない、威圧的な態度を取られる etc.

3.就活終わらせろ・終われハラスメント


これはあまり馴染みはないかもしれませんが、企業が学生に対して就職活動を終わらせることを「強要」することです。

例えば、「現時点で就職活動を終わらせるなら内定を出す」、「他社を辞退しろ」などと発言し圧力をかけることです。
しかし、学生が納得しないままその企業に入社したとしても、学生と企業にとって良い結果に繋がらない可能性がある為、企業に対してオワハラを行わないよう厚生労働省から呼びかけを行っています。

オワハラの1番怖いところは、「自分の納得のいく就活をさせてもらえない」ことです。
自分の納得のいく就活がどんなものなのかを明確にし、最終的に「時間」によって決めるのではなく、「自分で決めた」企業に入社してもらいたいと思います。

まとめ


就活は大きな人生の分かれ道です。
異性とデートに行く時ですら「食べログ」とかでお店の評価を一生懸命調べるのに、就活に対してはとりあえず内定をもらったところに入社を決めがちの学生が多いなと感じています。

上記でも書きましたが、もやもやした状態で企業に入社することがないよう(この状態で入社すると入社した後が大変ですよ)、ちゃんと納得した上で入社してもらいたいなと常々思っています。

そして、その為にはちゃんと自分で決める事が大事で、その為には事前にどうしたら納得のいく就活になるのかを決めておく事が必要です。

それを就活初心者の方だけで考えるのは難しいと思うので、ぜひ身近な大人たちにアドバイスを貰って、多くの気づき・学びから決めていってください。

この記事を書いた人

かみやっくす
かみやっくす
1991年生まれ、沖縄県出身。
沖縄国際大学を卒業後、設立2年目のいえらぶ琉球に新卒1期生として入社。
Webコンサルタント→営業を経て人事担当者へ。現在では新卒・中途・アルバイト全ての採用に携わる。